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新潟・八海山で高校生が滑落死亡事故

こんにちは

また非常に残念な山の事故がおきてしまいました。そしてまた高校生・・・。

最初ニュースで見掛けた時は高校生と知らず、

「八海山」「滑落」のキーワードだけで

「八海山か。まあ、ミスればあるよな・・。」

そんな感想だったのですが、地元の山ということもあり、ちょっと検証してみたら当初抱いていたイメージとは違うようです。

 

 

地元の山の事故

発生現場となったのは僕の地元、新潟の八海山。
お酒の好きな人にも馴染みのある名前かと思います。

僕も2回ほど登ったことがあります。登山の他にもスキーでも訪れたことがある、馴染みのある山です。

登山した時の記憶では、結構危ない山だったなと言うイメージが残っています。

その時の写真を発掘してきました。コース上にある立て看板がコレです。

「転落すれば助かりません」

 

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僕は今まで、のべ200座以上は登ったと思いますが、ここまであからさまに「助かりません」と書かれているのは、この八海山でしか見たことがありません。

事実、毎年のように滑落死亡事故が置きている様です。

僕の登山記録からの写真

↓こんな場所もあり。左下に、はしごが見えます。

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険しくても、こんなに美しい山です。
危険を顧みず向かってしまう登山者の気持ちはわかってもらえるでしょうか?

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こういう箇所がいくつも続きます。

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おそらく同じ場所を下から撮影したところ。

(実は、この写真に写っている人達のほとんどが高齢者なのです。見ている方が恐いんです。)

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・・・八海山と言うのはこういう感じの山です。

事故の概況

では今回の事故はどういう状況だったのでしょうか?

www3.nhk.or.jp

NHKはすぐ消えるので全文引用(名前は伏せました)

八海山登山中に滑落の高校生 死亡
8月1日 11時53分
7月31日、新潟県南魚沼市の八海山で登山中に滑落し心肺停止の状態になっていた東京の高校生が、1日朝、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
死亡したのは東京・文京区の日大豊山高校の3年生で、さいたま市に住むXXXXXXXXさん(17)です。

警察によりますと、XXさんは31日午前11時ごろ、新潟県南魚沼市の八海山の6合目にあたる標高1370メートル付近から80メートル余り下に滑落し、心肺停止の状態になっていました。地元の消防が、1日朝、XXさんを病院に搬送しましたが、死亡が確認されました。

学校によりますと、XXさんは物理部に所属し、先月30日から物理部の顧問の教師や物理部や地学部の部員など合わせて17人で天体観測をするための合宿に参加していたということです。

当時、現場はガスがかかり視界が悪かったということで、警察は教師などから話を聞いて滑落した詳しい状況を調べています。

 この記事によると6合目と言うことで

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出典:山と高原地図アプリ

現場はこの女人堂と言われる小屋のあるところで、冒頭の写真の様なきつい場所ではありませんでした。

実際、当時の僕の登山記録も女人堂を過ぎたあたりからの印象が強烈過ぎたのか、その先からの写真しかありませんでした。

 

しかし、地図上でみると等高線が急に狭まり、ある程度の傾斜があることは伺えます。

3Dではこんな感じなのですが、Google mapを見た感じ樹木が生い茂っているのでかなり登山道を外れないと(報道が正しければ)80mも滑落はしないと思うのです。

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出典:カシミール3Dスーパー地形 アプリ

熱中症か?

事故当日の麓の南魚沼市の最高気温は32℃。


新潟の山は得てして2000mに届かない山が多く、ふもととの気温差があまり変わらないために、新潟の山は夏山登山には向かないのです。


事故の起こった地点で1370m。ふもとが標高100mとして1250mていどの標高差ですので約7.5℃低かったと見積もって24.5℃

登山をするに快適な温度とは言えません。
水分のとり方次第では熱中症になる可能性もあります。

しかも、亡くなった高校生は春の雪崩事故の生徒のような登山部ではなく、「物理部」とのこと。

山と高原地図の6合目女人堂までの標準コースタイムは90分となっています。
登山部のように普段から登山をしていなかったとすると、90分山道を歩くとかなりバテるかと思います。

天気は?

前日に雨が降ったと言う情報もあり、事故当日の31日はガスによりヘリでの搬送ができなかったとのことですので、足元の状況は良くなかった様です。

そして靴がスニーカーだったという報道も出ており、これが本当ならばかなり大きな原因になっている可能性はあります。(半袖、半ズボンと言う話も出ていますが、僕はこれは大きな要因とは考えません)

登山の装備は

スニーカーというのは、登山ではかなり滑ります。登山靴とは靴底のパターンの深さが全く違うので、ドロなどがあるとあっという間に靴底のパターンの間に泥が挟まってしまい、つるつると滑る様になってしまいます。

この靴底の滑りが直接の原因ではないとしても、滑る靴というのは足元に気を使い、滑れば踏ん張らなければいけないので、恐怖心も起こり、精神的、肉体的にも疲労が大きくなります。

登山の装備というのは「安全」であると同時に「快適」さというものが重要で、その2つで「安心」につながり、体の疲労ばかりでなく、精神的な疲労も軽減するものです。

引率の先生がその装備についてちゃんと指導をしていたのかどうか?

現時点の報道ではまだ詳しくはわかりません。今後詳しく調査、検証が行われることと思います。

 

現時点ではこの程度でしょうか。


しっかり今回の事故に至った経緯、原因の調査・検証をして、同じ様な事故が2度と起きないように厳しく対策、指導をしていただきたいと心から願っています。

栃木の事故からまだ4ヶ月ほどしか経っていないのに・・・。

同じ年頃の子を持つ親としては、悲しく・・・なにより・・恐いです。

 

最後になりましたが、
亡くなられた少年のご冥福をお祈りします。

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